- ネット上に小さい会社の情報が少なすぎて、どうしていいか分からない
- 小さな会社に転職して失敗したくない!
- どんな人が長く勤められる?
小さい会社の印象は
・人間関係がよくないといづらくなる
・任される仕事の幅が広い
など疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
今回は小規模な会社で働くことの、メリット・デメリットを紹介します。
わたしの現在
小さい会社歴:約10年(2社)
社員数:6名
職種:プログラマー
社員数6名の小さな会社で働いています。
異なるタイプの2社に勤めてきたので、よいところ、悪いところも経験してきました。
この記事を読むことで、小さな会社のメリット・デメリットを知ることができ、転職後の失敗を減らすことができます。
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小さい会社のメリット
小さな会社に勤める9つのメリットを紹介します。
- 仕事の幅が広がる
- 人間関係が良好だと長く働ける
- 自分の裁量で仕事ができる
- 転勤がない
- 顧客と直接会話することができる
- 自由に有給が取れる
- お茶やコーヒーが無料で飲める
- 昼食代が安くすむ
- 出戻り転職できる可能性がある
仕事の幅が広がる
小さい会社は担当する仕事の範囲が大きくなり、仕事の幅が広がります。
仕事の範囲が大きくなる理由としては
- 人員が少ない
- 担当する業務範囲が広い
- 顧客と直接やりとりする機会が多い
などの理由があげられます。
定食屋でたとえると注文を聞いて、料理を作って、提供するまでをひとりでやるイメージです。
技術職の人間が営業活動をすることも、めずらしくありません。
営業活動はよい経験になっております。
人間関係が良好だと長く働ける
人間関係が良好だと長く働けます。
- 気軽に雑談ができる
- 相談がしやすい
- 常に怒っている人がいない
こんな性格の人が多い職場は居心地がよいです。
たとえば仕事をしていると、腹の立つことや嫌なことってありますよね。
お客さんに嫌なこと言われた……
そんな時に話せる相手がいると、精神的に楽になります。
パワハラ気質の人間がいないのは本当に楽です。
自分の裁量で仕事ができる
自分の裁量で仕事ができるのは、ストレスが軽減されます。
その理由は以下のとおりです。
- スケジュール管理ができる
- 仕事の納期を自分で決められる
- 残業する、しないを自分で決められる
- 忙しいときは連休など空いた時間も自由に働ける
- スケジュール管理ができる
- 小さな会社は、自分でスケジュールを決めることができます。
なぜなら自分が仕事の主担当になるからです。
中~大規模の会社だと仕事のスケジュール管理を自分でするのは無理ですが、小さな会社ではそれが可能になります。
会社にむちゃなスケジュールを押し付けられることがないです。
- 仕事の納期が自分で決められる
仕事の納期って上司が決めるんじゃないの?
中規模以上の会社だと、自分で納期を決めることはできないです。
小さい会社は、たとえ役職がなくとも仕事を任せてもらえるので
自分で納期を決めることができます。
- 残業する、しないを自分で決められる
- 自分の判断で残業する、しないが決められます。
友人と予定が入っていたとき、急な残業で予定をキャンセルって
めちゃくちゃストレスが貯まりますよね。
ですが、自分で残業する、しないの判断ができるので、プライベートを優先することができます。
上司が納得しないで、残業が発生するのはストレスMAXです。
- 忙しいときは連休など空いた時間も自由に働ける
連休中ってやることがないから仕事してもいいかな
こう考える方もいますよね。
ゴールデンウイークなど人が多い連休に仕事して
その分、代休で平日に休むことができます。
連休中は混んでいるので、連休明けに代休を楽しむのはいいですよ。
転勤がない
小さい会社は転勤が無く、勤務場所が固定されることが多いです。
転勤によって人間関係や住環境が変わる心配がありません。
会社の近くに家を借りれば、徒歩通勤が出来ストレス解消につながります。
勤務先が同じだと、生活が落ち着きます。
顧客と直接会話することができる
小さい会社は顧客とやりとりしながら、仕事を進めることができます。
顧客と会話するメリットは
- 作成したものを褒められるとやる気がでる
- コミュニケーション力が上達する
- 世間話からいろいろな情報を聞ける
など、メリットがあります。
- 作成したものを褒められるとやる気がでる
あなたの仕事のやりがいはなんですか?
答えられる方は、仕事が充実している証拠です。
わたしは転職前、正直やりがいは無かったです……
小さな会社へ転職後は、直接顧客とやりとりができるので、自分の仕事の評価を聞くことができます。
ある日
このシステムのおかげで、仕事の効率がよくなった。
と感謝されたことがありました。
この時、仕事して良かったと初めて思えました。
小さい会社は直接顧客から意見が聞けるので、自分の仕事が役に立っていることを実感できます。
顧客の意見は、モチベーションアップに繋がります。
- コミュニケーション力が上達する
- さまざまな年代の方と会話する機会があるので、コミュニケーション力は上達します。
年上の方と会話をするときは、なるべく分かりやすい言葉を選ぶようにします。
同年代か年下の方と会話するときは、反応を見て詳細な説明がなくても通じるかなど、その時々に応じて話すようにしています。
人と関わる機会が多いので、コミュニケーションスキルが必須です。
- 世間話からいろいろな情報を聞ける
世間話は仕事に必要な情報を得るのに、大事なことなんです。
業界ネタは新聞を読んで情報収集するのですが、
さらに深掘りした内容を聞けるので勉強になります。
新聞で読んだけど、実際はどうなんだろう……
こんな疑問をお客さんに聞いています。
自由に有給が取れる
仕事の進捗によっては明日休みます。という具合に有給が取れます。
小さい会社は仕事の自己管理がしやすいからです。
わたしも中規模以上の会社にいたとき、仕事を自己管理できなかったので、病気のときしか有給は使えなかったです。
休みたいときにいつでも休めるのはメリットです。
お茶やコーヒーが無料で飲める
福利厚生としては小さいように思うかもしれませんが、1ヵ月で考えると飲み物代も大きな出費になります。
たとえば缶コーヒーを1日2本購入すると260円になります。
260円を日別にまとめたものが次の一覧です。
缶コーヒー代 | |
---|---|
1日 | 260円 |
週(5日) | 1,300円 |
月(20日) | 5,200円 |
年(240日) | 62,400円 |
無料で飲むことができると年間62,400円浮きます。
日々の飲み物代も以外とかかっています。
昼食代が安くすむ
会社の台所を使って簡単な調理をすると昼食代が100円代になります。
具体的には業務スーパーのレトルトカレーと袋うどんを使います。
コンビニでお弁当を購入すると500円前後なので、400円浮くことになります。
中規模以上の会社だと人の目が気になり、自炊するのは勇気がいります。
小さい会社でも最初は周囲の反応が気になりますが、できる環境だと食費が浮くのでオススメです。
出戻り転職できる可能性がある
小さな会社は退職後に出戻りできる可能性があります。
小さい会社にいると、どうしても外で力を試したくなります。
そんな勢いでわたしは退職したのですが、あえなく撃沈し出戻りしました。
出戻りしてもよいと思う場合、円満退職しましょう。
小さい会社のデメリット
小さな会社に勤める6つのデメリットを紹介します。
- 気の合わない人間がいると居ずらい
- 経営者の考えにより仕事がしづらい
- スキルの幅は広がるが他社で使えない
- スケジュール管理ができないと会社全体に影響が出る
- 給料が安く上がらないこともある
- 社員が掃除をすることになる
気の合わない人間がいると居ずらい
常に顔を合わせるので、気が合わないからといって避けることは不可能です。
- 気分の浮き沈みが激しい
- 常に機嫌が悪い
- 常に不平不満を口にする
こういう人間が近くにいると職場の雰囲気が悪くなります。
昼食や仕事の打ち合わせでもこんな状態に付き合わされるので、とてつもなく居心地が悪くなります。
面接の時さりげなく職場にどんな性格の人がいるか、確認することをオススメします。
» 小さい会社歴10年が思う合わないと思った5つの性格と対処のしかた
経営者の考えにより仕事がしづらい
小さい会社でも経営者の方針により、自分のペースで仕事ができないことも当然あります。
- 仕事の出来具合を必ず報告
- 経営者が現場に口を出したがる
- 経営者の満足がいかない場合、深夜まで残業になる
など、メリットであげた内容と真逆の事態になります。
こうなると毎日経営者のご機嫌伺いをすることになるので、大中規模の会社にいるよりいづらくなります。
面接の時に経営者のこだわりなど聞いておいた方がよいです。
スキルの幅は広がるが他社で使えない
小さい会社のシステムエンジニアの仕事
- 顧客要望の打ち合わせ
- システム設計
- 見積作成
- 納品までのスケジュール作成
- プログラミング、テスト
- システムインストール設定
- システム納品後の顧客サポート
大中規模の会社の場合、各工程で役割が分担されているので使える内容は限られます。
よくメリットとして、任される仕事が多いから他社で重宝されると言ったことを耳にしますがそんな事はありません。
転職していきなり通用するのはまれなケースで、新たな場所で必要とするスキルを勉強することが大事です。
意外と使わないスキルが多いんです。
スケジュール管理ができないと会社全体に影響が出る
自分に仕事を任されるので、スケジュール管理ができないと次の弊害がおきます。
- 納期が間に合わず会社への入金が遅れる
- 顧客との約束を忘れ信用を失う
- 仕事が終わらずたまっていく
会社の問題につながることがあるので、スケジュール管理が苦手な人は向かないです。
スケジュール管理が苦手な方は注意しましょう。
給料が安く上がらないこともある
会社が小さいと業績に影響されることがあり
- 何年も給料が上がらない
- 賞与が出ない
など金銭面にマイナスなこともしばしばあります。
会社の人間関係や働きやすさが二の次で、金銭面が第一の場合不満を感じる可能性があります。
わたしも賞与がでないときがありました。
» 小さい会社の給与と賞与の話。あなたは働きやすさと高い給料どちらを選ぶ!?
残業代が出ないことがある
小さい会社は経費節約の方針で、残業代が出ない会社もあります。
次のようにお金より時間がほしい方にメリットがあります。
- 代休になり休みが取りやすい
- 頻繁に残業になる仕事がない
- お金よりプライベート重視
- 自分の裁量で仕事ができ、残業がコントロールできる
わたしもお金より、時間派です。
社員が掃除をすることになる
社員が掃除をする会社がほとんどです。
中には定時より早く来て掃除をする会社もあり、これって時間外にならないの?というようなことがあります。
トイレ掃除も社員がやるので、どうしても嫌な方は面接で素直にトイレ掃除の有無を確認しましょう。
小さい会社へ転職する際のポイント
働くにあたって自分が大切にするポイントを整理しましょう。
自分がこれだけはゆずれないポイントを明確にすると、転職活動をしやすくなります。
- 給料は少なくても働きやすさを選ぶのか
- 残業は多くても大丈夫か
- 会社の風土が体育会系でも問題ないか
- 有給が取りやすい会社がいい
など自分がゆずれないポイントを明確にすると、転職後に
こんなはずじゃなかった・・・
と後悔する可能性が低くなります。
これ聞いちゃいけないかな……と思い、ゆずれないポイントを伝えないと、結局は働き続けられなくなってしまいます。
わたしはゆずれないポイントを遠慮した結果、転職に失敗しました。
面接時に確認するポイント
- 会社の風土が体育会系か
- 残業の有無
会社の風土が体育会系の場合、残業が多い可能性があります。
妥協を許さない風土があり自分が体育会系が苦手な場合辞めた方がよいです。
残業はある会社は多いですが、大事なのはその理由です。
理由は隠したいところだと思うので、はっきり言えない会社はよく考えた方がよいです。
» 小さい会社のパワハラは最悪。入社前の面接で確認すべき7つの質問はこちら
小さい会社のまとめ
小さい会社勤めのメリットは次のとおりです。
小さい会社のメリット
- 仕事の幅が広がる
- 人間関係が良好だと長くいれる
- 自分の裁量で仕事ができる
- 転勤がない
- 顧客と直接会話することができる
- 自由に有給が取れる
- お茶やコーヒーが無料で飲める
- 昼食代が安くすむ
- 出戻り転職できる可能性がある
小さい会社勤めのデメリットは次のとおりです。
小さい会社のデメリット
- 気の合わない人間がいると居ずらい
- 経営者の考えにより仕事がしづらい
- スキルの幅は広がるが他社で使えない
- スケジュール管理ができないと会社全体に影響が出る
- 給料が安く上がらないこともある
- 社員が掃除をすることになる
メリットとデメリットをあげましたが、人によってはメリットがデメリットになる場合があると思います。
小さい会社ではなるべく自分のメリットに一致するところを選ぶのがよいです。
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リクナビNEXTは株式会社リクルートが運営する転職者向け求人サイトです。他には以下の特徴があります。
- 毎週2.6万人以上が新規登録
- 実際に転職した約8割がリクナビNEXTを利用
- いろいろな仕事を知って視野を広げたい
- 掲載企業の約4割が従業員数50名以下