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新しい職場への転職は、ワクワクする反面、不安もつきものですよね。特に、小さい会社への転職はより一層不安を感じる方も多いかもしれません。
不安の正体がなにか漠然としていることが、さらに不安をかかえることになります。
わたしの現在
中規模の会社から小規模会社へ転職
小さい会社歴:約10年
社員数:6名
職種:プログラマー
出戻り転職で働いています。
この記事では小さい会社へ転職を考えている人へ向けた、不安をまとめた内容になっております。
小さい会社が不安な理由7つ
小さい会社が不安に思う理由は以下の7つです。
人間関係が不安
小さい会社は人間関係が密になるので、不安に思うのは当然です。
ここでわたしの身近にいた、うまくいかなかった人の例をあげるのでチェックしてください。
- コミュニケーションスキルがない
- 主体性にかける
- 協調性がない
- 自分を変えられない
- 正義感が強すぎる
どれかひとつでも当てはまると、小さな会社に合わない可能性が高いです。
小さな会社は職場、お客様と人間関係が密になります。
自分の性格を考えましょう。
売上が不安定
小さい会社で売り上げが不安定な理由は以下になります。
- 価格競争
- 経営資金の不足
- 顧客基盤の不安定性
- 1.価格競争
- 小さな会社は大手企業と比べて、価格競争に参加することが難しい場合があります。
競合他社に比べて価格が高いと、顧客から見放される可能性があるため、価格を下げざるを得なくなります。
わたしの会社でも理想の価格はあるものの、競合他社と比較すると高い面があり価格を下げざるおえない状況にあります。
小さな会社は大手に比べると、価格競争が不利になります。
- 2.経営資源の不足
- 小さな会社は大手企業に比べ、資金や人材、設備などの経営資源が不足している場合があります。
そうなると、自社製品の開発や改良ができず売上が伸び悩むことがあります。
なぜなら、自社製品の改良が進まないのに対し、大手企業はよりよい製品が数年後には開発され、遅れを取ってしまうからです。
人材不足により現状維持が中心になってしまいます。
- 3.顧客基盤の不安定性
- 小さな会社は大企業と比べて、顧客基盤が不安定なことがあります。
顧客が減少したり、リピート率が低下したりすると、売上が大きく落ち込むことになります。
また顧客の売上が減少すると、売れていたものが買ってもらえなくなる。
もしくはこれまでより価格を下げられることもめずらしくありません。
チェックポイント
小さな会社は競合他社と比べると開発力が劣り、商品価格も競争になると下げざるおえない状況になります。
1つの商品やサービスに依存
小さい会社が1つの商品やサービスに依存することによるデメリットは以下になります。
- リスクの集中
- ビジネスの停滞
- 1.リスクの集中
- 1つの商品やサービスに依存することで、市場変化や競合他社の攻勢によって売上の減少により経営リスクが高まります。
小さな会社は一つの業種に特化した製品やサービスを提供することが多いので、他社の攻勢に影響を受けやすいです。
幅広い業種を扱うと大手にかなわないので、特化することが必須です。
- 2.自社商品やサービスの停滞
- 1つの商品やサービスに依存しすぎることで、新しいアイデアや仕事の展開に取り組めなくなり、同じ仕事の繰り返しにつながる可能性があります。
しかし小さな会社は自社の中心サービス以外に取り組むことが難しいです。
その理由は限られた人員でリサーチから開発までする必要があり、かかったコストに対し回収するのが不透明で困難だからです。
これに加え自社製品の維持や改良をする必要があります。
研修制度が整っていない
大企業に比べ、小さい会社は研修制度が整っていないところがほとんどです。その理由は以下になります。
- 予算の制約
- 時間の制約
- 経営者の意識の低さ
小さな会社で研修制度を期待しないようにしましょう。
- 1.予算の制約
- 小さい会社は、大企業に比べて予算が限られていることが多く、社内研修に割ける予算が少ないため、制度が整っていない場合があります。
このような理由で人を育てる余裕のある会社がほぼないのです。
- 2.時間の制約
- 小さい会社は、社員数が少ないため、日々業務に追われており研修につかう時間がありません。
その他、顧客の対応が止まる、代わりに対応できる人間がいないなどの理由により、社内研修を行う余裕がないのです。
- 3.経営者の意識の低さ
- 経営者が、社員のスキルアップや教育に対する意識が低い場合、研修制度を整備することが後回しになる場合があります。
チェックポイント
小さな会社で研修制度が整っていないため、自己成長の為に何が必要か。常に考えることが大事です。
福利厚生が充実していない
福利厚生は給与や賞与など労働対価に加え、従業員や家族の生活を向上させる取り組みのことです。
小さな会社は以下の理由で、福利厚生が充実していないことがあります。
- 資金不足
- 社員数が少ない
- 採用の競争力が弱い
- 経営者の意識の差
- 1.資金不足
- 福利厚生は従業員に対する負担が大きく、費用がかかります。
小さな会社は、資金不足が大きな課題となり、業務の運営や事業の成長に影響を及ぼすことがあります。
- 2.社員数が少ない
- 福利厚生は人数が多い方がコストパフォーマンスが高くなります。
小さな会社は従業員数が少なく、効率が悪くなります。
福利厚生を充実させるためには、必要な人数が揃わないため、予算や運営面で課題が生じます。
- 3.採用の競争力が弱い
- 大手企業は、福利厚生が充実していることが多く、採用活動や人材確保に有利です。
一方、小さな会社は競争力が弱く、採用に苦戦することがあります。
そのため、人件費や福利厚生の削減が行われることがあります。
- 4.経営者の意識の差
- 経営者によって福利厚生に対する意識には差があります。
福利厚生に投資することで、従業員のモチベーションや生産性が向上すると考える経営者もいれば、そうでない経営者もいます。
経営者の意識が低い場合、福利厚生の充実には繋がりにくいです。
チェックポイント
福利厚生が充実している小さな会社は少ないです。しかし、お茶やコーヒーが無料だったりするので、以外なところにメリットがあるかもしれません。
技術進化への対応が遅い
小さい会社が技術進化への対応が遅い理由は以下のとおりです。
- 技術の進化が激しい
- リソースが限られている
- 競合が進化している
- 1.技術の進化が激しい
- 現代は、技術の進化が急速で、新しいものが続々と開発されています。
小さな会社は、これらの新しい技術を追いかけるためには、大量の資金や時間を費やす必要があります。
また、既存の製品やサービスをよくする必要もあり、新しい技術についていくことが困難になります。
- 2.リソースが限られている
- 小さな会社は、大手企業と比較し
- 資金
- 人材
- 技術
が限られています。
そのため、新しい技術を導入するためのコストや人員を確保することが難しく、技術の進化に追いつくことができない場合があります。
- 3.競合が進化している
- 小さな会社は、競合他社との競争に直面しています。
競合他社が新しい技術を導入している場合、小さな会社はそれに追いつかなければなりません。
競合他社と同じ技術を導入しないと、市場から取り残される恐れがあります。
しかし人員不足や技術に追いつける人間がいないため進化が難しいのが現状です。
後継者不足
小さい会社は後継者不足に悩むところが多いです。
60歳以上の経営者のうち50%超が将来的な廃業を予定。このうち「後継者難」を理由とする廃業が約3割に迫る。
引用:帝国データバンク 全国企業「後継者不在率」動向調査(2022)
わたしの会社も経営者の高齢化により、社長が交代しております。
社長に交代した理由を聞くと
- 会社に借金がない
- 得意先を抱えている
などの理由により引き受けたと聞きました。
社員も経営者任せではなく日頃から売上を意識し、会社が生き残るのに、なにをすべきか考える必要があります。
そうすることにより、次の後継者も見つかる確率が高くなり、会社の存続に期待を持てます。
小さい会社が不安な理由まとめ
小さい会社が不安な理由をまとめた内容は以下になります。
- 人間関係が不安
- 売上が不安定
- 1つの商品やサービスに依存
- 研修制度が整っていない
- 福利厚生が充実していない
- 技術の進化への対応が遅い
- 後継者不足
不安をパソコンのテキストや紙でもよいので、箇条書きで整理しましょう。
それにより転職後の失敗が少なくなります。
不安はたしかにありますが、それ以上のメリットが大きく感じられるので、わたしは約10年、小さい会社に勤めております。