- 小さい会社へ転職を考えている
- 小さい会社へ転職して失敗したくない
- 小さい会社のリアルな情報を知りたい!
小さな会社へ転職方法を知りたい……
小さな会社へ転職を考えるとき、情報が少ないと思いませんか?
情報が少ない理由として、小さな会社は人手が足りず、社内の情報を発信することが難しいからです。
わたしも転職活動をしていたとき、情報が少なく苦労した経験があります。
中には、入社後に不都合が発覚し苦労した会社もありました……
わたしの現在
中規模から小規模会社へ転職
小さい会社歴:約10年
社員数:6名
職種:プログラマー
出戻り転職で働いています。
この記事ではわたしの経験から、小さな会社のよいところや、転職の仕方について紹介しております。
大きい会社と小さい会社の違い
大きな違いは数で、中小企業は日本企業のうち99.7%、小規模事業者は84.9%を占めています。
数値で見ると以外かもしれませんが、それだけの会社が日本を支えているのです。
2016年(企業全体に占める割合) | |
---|---|
中小企業・小規模事業者 | 357.8万者 (99.7%) |
うち小規模事業者 | 304.8万者 (84.9%) |
大企業 | 1万1157者(0.3%) |
全規模合計 | 358.9万者 |
転職を考えたとき、中小企業が選択肢に入るのは珍しいことではありません。
大企業より優れているところを探せれば、会社選択の幅が広がります。
中規模から小規模の会社へ転職してよかったこと
実際、中規模の会社から転職したらどうなの?
ここではそんな疑問にお答えします。
小さい会社に転職をしてよかったことは、次のようになります。
- 自分の裁量で仕事ができる
- 個人の影響力が大きい
- 仕事の幅が広がる
- 風通しが良い
- 転勤がない
自分の裁量で仕事ができる
自分の裁量で仕事を進めることで、時間の使い方を柔軟に調整することができます。
たとえば仕事の成果を自分で決められるので
取引先からクレームが来たから、対応して。
マジ!!この後予定あるのに!
こんな感じで、突然残業になることがありません。
また自分の予定に合わせて仕事を進められるので、休みが取りやすいのが大きなメリットです。
子供がいる同僚は、急な用事にも休むことができ、助かっています。
個人の影響力が大きい
個人の仕事が結果に直結するため、取り組み次第で大きな影響力を持てます。
影響力とは、今上司がしていることを自分がやるイメージをしてください。
無理だよ……
と思われるかもしれませんが、小さな会社はそれが普通です。
わたしも最初は不安でしたが、慣れると自分主導でやりやすいです。
自分で仕事をコントロールできると、やらされ仕事から、自らやる仕事へ意識が変わります。
仕事の幅が広がる
従業員の数が限られているため、一人の業務範囲が広いです。
たとえば、中規模以上の会社で技術職の方だと、営業職はやりませんよね?
小さな会社は技術職の人も、営業をやるのです。
マーケティングの勉強も必要になるので、仕事の幅が広がります。
小さな会社入社後は、少しずつ出来ることを増やしましょう。
風通しが良い
社員同士の距離が近く、コミュニケーションが密接になります。
社員同士の距離が近いメリットとして、仕事中の雑談が社員全員で共有できるところです。
雑談でも、重要な話題がちょくちょく出るので、その場で情報共有することにより、会議をする必要がなくなります。
全員で会議をする時間が減るので、無駄な残業がなくなります。
転勤がない
転勤がないと、居住地が一定になります。
住む場所が変わるのは無理……
という方は、小さな会社がオススメです。
わたしも、住む場所が数年おきに変わるのが好きではありません。
小さな会社に転職し、勤務場所が変わらず、徒歩通勤ができるようになり、ストレスが大幅に軽減されました。
家族がいる方は、単身赴任にならないのがメリットです!
» 小さい会社へ転職してよかったことの詳細を知りたい方はこちら
小さい会社の不安とデメリット
小さい会社は以下のように独自の不安やデメリットがあります。
- 売上が不安定
- 人材確保が難しい
- 1つの商品やサービスに依存
売上が不安定
数年単位で見ると売上が不安定になることが、多々あります。
たとえば、ある年に目標を超える売り上げを出しても、
翌年は目標を下回ったりすることが、めずらしくありません。
そうなると、賞与に影響があり、支給されない年もあります。
そうなる理由は
- 新規顧客を獲得するのが難しい
- 顧客の景気が悪く、商品が売れない
などにより、売上が不安定になり、経営リスクが高まることがあります。
人材確保が難しい
大企業と比較して、人材の確保と育成が難しいです。
小さい会社は
人材確保ができない=人手が足りない
問題が常にあります。
また研修制度が整っておらず、経験者採用が中心となり、人材確保が難しくなります。
未経験でもこの人は来てほしい……という人材が採用できないのが悩みです。
1つの商品やサービスに依存
小さい会社は、1つの商品やサービスに依存している場合が多く、競合や市況変動によって収益が大きくマイナスに変動することがあります。
これは、大企業と同じことをしては勝てないため、1つのサービスに特化する必要があるからです。
特化することの重要性はこちらの動画を参考にしてください。
小さい会社の転職の仕方
- 求人サイトの利用
- ハローワークの利用
- 知人を頼る
- 会社のホームページから直接応募
求人サイトの利用
求人サイトは約4割が従業員数50名以下の企業を掲載しているリクナビNEXTがオススメ。
リクナビNEXTは株式会社リクルートが運営する転職者向け求人サイトです。
リクナビNEXTの特徴はこちら。
- 毎週2.6万人以上が新規登録
- 実際に転職した約8割がリクナビNEXTを利用
- いろいろな仕事を知って視野を広げたい
- 掲載企業の約4割が従業員数50名以下
ハローワークの利用
ハローワークは国が運営する公的機関であり、利用料がかかりません。
その他には以下のメリットがあります。
- 職業訓練の斡旋
- インターネット求人検索
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
など、転職活動を始めて行う方へ、1から活動方法を教えてくれます。
知人を頼る
知人を頼ることも、小さい会社の転職に繋がる可能性が高くなります。
小さい会社の場合、信頼できる人を採用することが重要になるため、採用する会社も知る人を採用することはメリットになります。
わたしの会社も、過去に2名知人を採用しました。
会社のホームページから直接応募
求人を出していなくても、会社ホームページの採用情報を確認して、直接電話してみるのもありです。
直接電話する勇気がない……
実は直接電話するのは、効果抜群なんです!
なぜなら、小さい会社は人材が不足していて、直接電話をかけてくる人間の積極性を高く評価してくれるからです。
わたしの所属していた会社でもありました。
小さい会社の面接の受け方
小さい会社の面接の対策はどうすれば……
小さな会社の現役面接官をしている、わたしがアドバイスします。
小さい会社の面接を受ける場合、以下のポイントに気をつけることが大事です。
- 会社の情報を事前に調べる
- 面接官とのコミュニケーションを大切にする
- 自分のアピールポイントを明確に伝える
- 入社後を意識した質問をする
会社の情報を事前に調べる
小さい会社は大手企業と比べて知名度が低いことが多いです。
志望する会社の
- ホームページ
- SNS
- ニュース記事
などを参考にして、業界や事業内容を理解しておきましょう。
ここでのポイントは、さらに深掘りして調べることです。
たとえば、ラーメンを扱っている業界であれば
醤油、味噌、塩、とんこつ
など、どんな種類があるかです。
ラーメンじゃ当たり前じゃん
そんな意見が聞こえてきそうですが、
大事なのは「醤油、味噌、塩、とんこつ」にあたる部分を、
あなたの志望する会社に置き換えて、調査するのです。
業界について少しでも深掘りした知識があると、面接時のプラスになります!
面接官とのコミュニケーションを大切にする
小さい会社の場合、面接官とのコミュニケーションが重要になります。
なぜなら
- 社内の人間関係が密になる
- 顧客と直接やりとりする機会が多い
- 電話に出ることが多い
などの理由で、コミュニケーション力があるか見ています。
わたしが面接官をする場合
顧客と会話することは大丈夫か?
この質問は必ずします。
ダメな場合、入社後に苦労することになり、すぐ退職もありえるからです。
それくらい、コミュニケーション力は小さな会社で大事なことなのです。
面接官とのコミュニケーションをうまく取ることが、採用への道に近づきます。
自分のアピールポイントを明確に伝える
小さい会社は人材採用にあたり、能力や人物像を重視している場合が多いです。
能力だけではないのが、ポイントです。
小さな会社では、能力+人柄も求められるからです。
面接では、仕事や人との関わり方を、明確にアピールすることが大切です。
自身の強みや、経験をどう活かせるか、具体的な事例を交えて伝えるようにしましょう。
入社後を意識した質問をする
面接官に質問をする際、入社後を意識した質問をすることが大切です。
具体的には
- 業務内容
- 役割
- 社内の雰囲気
などで、入社後にアンマッチがないように、質問しましょう。
チェックポイント
自分の経歴を誤解して伝わらないようにしましょう。誤解されると入社後に話が違うなど、トラブルになることがあります。
小さい会社へ入社を決める判断は?
内定をもらったけど、入社してよいものか……
小さい会社へ入社を決める際、以下のポイントに注意して、慎重に判断することが重要です!
- 会社の理念や方針に共感できるか
- 事業内容や商品・サービスに興味があるか
- 社員の雰囲気や文化に適合するか
- 給与や待遇面に納得できるか
- 将来的なキャリアアップやスキルアップの見通しがあるか
会社の理念や方針に共感できるか
小さい会社は、創業者や経営陣の思い入れが非常に強い場合があります。
そのため、会社の理念や方針に共感できるかを重視することが大切です。
入社後にやりがいを持って働くためには、自分自身が会社の目指す方向性に共感できることが必要です。
自分の考えと合わない場合、断る勇気を持つことが大事です!
事業内容や商品・サービスに興味があるか
入社する会社の事業内容や商品・サービスに興味があるかどうかも重要なポイントです。
興味がないことを、仕事を理由に勉強して覚えるのツラくないですか?
やりがいを持って働くためには、業務内容に関連することに興味があることが必要です。
社員の雰囲気や文化に適合するか
小さい会社では、社員同士の関係性が密になります。
入社前に、会社の雰囲気や社風を確認することが大切です。
過去に選考の過程で、社員の方と食事をする機会がありました。
結果的には、社風が合わずお断りしましたが、大変よい試みでした。
社風が合わず入社していたら、体調不良など心身に異常をきたし、
退職の可能性があったからです。
合わない場所で働くのは、得策ではありません。
給与や待遇面に納得できるか
給与や待遇面も、慎重に判断する必要があります。
給与面の不満や待遇面の不安があると、やりがいを持って働くことが難しくなります。
自分が納得できる範囲内であるか確認することが大切です。
将来的なキャリアアップやスキルアップの見通しがあるか
小さい会社は、キャリア、スキルアップの機会が限られている場合があります。
その理由は
- 研修制度が整っていない
- 専門知識や経験が不足する
などで、人手と資金不足で人材育成にかける時間がありません。
研修制度に期待する方は入社前に、将来的なキャリア、スキルアップの見通しを確認することが大切です。
入社後に後悔しないため、しっかり確認しましょう。
» 小さい会社へ転職の決め手をまとめた記事を知りたい方はこちら
小さい会社へ転職するまとめ
小さい会社へ転職する方法について解説しました。
転職活動のやり方については
- 求人サイトの利用
- ハローワークの利用
- 知人を頼る
- 会社のホームページから直接応募
以上、4つになります。
転職サイトを迷われている方はリクナビNEXTがオススメです。
リクナビNEXTは約4割が従業員数50名以下の企業を掲載しており、登録無料で使用できます。
なにから手を付けてよいか分からない……
という方は、転職サイトの登録から行動しましょう。